2017年4月9日日曜日

第12回 邪聖剣ネクロマンサー PC-Engine初のグロいRPG

PC-Engineで発売された初めてのRPGが邪聖剣ネクロマンサー。


当時RPGそのものがまだまだ少なかったが、ドラゴンクエストによってRPGというジャンルが急激に認知された。
その影響は大きく、どこかコミカルなキャラクターで描かれるRPGが流行していた。
(ま、年齢層のターゲットも低めだったこともあるのかもしれないが・・・。)

そんな中オープニングからいきなりこの不気味さ。
ナレーションなんかないけれど来宮良子が語り掛けているんだろうと想像。


そして始まってみれば、出てくる敵は腸がうねうねしていたり、倒せば血がブシュウッと飛び散ったりという、スプラッター的な場面も・・・。
内臓系の敵や頭がぼこぼこする敵など、まぁ不気味な子たちが多い。
PC-Engineが発売されたことでファミコンと表現力が違うということを表したかった結果がこれかもしれない。


難易度は全体的に高めで、基本的に先の町でよい装備を手に入れれば何とか対応できるが、そこにたどり着けないという感じ。

そして即死級のイベント。
上記はタロネスの町でRPGの基本通り町の人に話しかけていると、突然怒り出した町人が正体を現すイベント。
だけど、普通にプレイしているとこの街に来た時のレベル装備ではこの人倒せない。めちゃくちゃ強い。
そんな即死イベントや憧れ的な「天空の城」にいたっては地獄でしかない。最終盤のレベルでもオワタ状態になりがち。


そんな、強烈難易度のなかでも、最も高い難易度を誇ったのがこれ。
ドラクエで言う復活の呪文。
これまた当時、データを保存するなんてことは高価でできない時代だったので、わずか56バイト分のデータを出力するためにこの64文字をメモる必要があった。

これが5分ぐらいかかって一生懸命紙にメモるが、なんせ平仮名とカタカナが混在しているので読み上げていると間違う。
それの再確認でも間違うことはよくあって、再開しようとしたらパーなんてざら。
とにかく、再開が高難易度・・・。

あとは隠し通路に行かないと最強系の武器が手に入らないけど、攻略集みないと気づかんよね。


そんなこんなで最後の最後はクトゥルフ神話のボスが5体続いてエンディングにいくのだが、途中までの高難易度に比べ、魔法さえそろえていればあっけなく倒せる。
(バリア系が間に合わなくて即死することはあるけど)



いまやってみてもまぁまぁ楽しい。
複雑なRPGにつかれているこの時代、このぐらいの単純ででもそこそこ難しくて癒されるかも。

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