2017年3月26日日曜日

第11回 ドラゴンスピリット 景色と音楽が素晴らしいシューティング

ドラゴンスピリットはもともとアーケードで発表された縦スクロールシューティング。


さらわれた王女アリーシャを取り戻すため、国境守備隊長アムルがドラゴンに変身し、魔王ザウエルを倒しに向かうというもの。


よくあるパワーアップものではあるが、単純なパワーアップではなく、どうパワーアップするかは考える必要はある。
青い卵からのパワーアップアイテムは首の数を増やすことで単発から最大3首で3発発射可能だが、首が増えるとあたり範囲も広くなるため難しくなる。
なので首は2つまでにするのが常套手段。


こんな、強力な炎をパワーアップアイテムで得ることはできるが、連射性能が落ちるのでわざと火力をパワーアップしない方法もある。
そういった戦略もある中、構成されるステージも色合いなどが次々と変化し楽しいものだった。


青を基調とした海のステージがAREA1、赤を基調とした火山のステージがAREA2、緑が基調の密林のAREA3、黄色~土色基調の砂漠・渓谷AREA4、茶を基調とした洞窟のAREA5。


白を基調とした氷河のAREA6、魔宮のグレー基調のAREA7/8と色合いの統一されたステージとそれにシンクロするBGMがとても素晴らしい。
難易度的にはPC-Engine版では決してクリアできない超絶難易度ということは全くなく、まあ何とかクリアできるレベルというバランスのよさ。
パワーアップ系シューティングにありがちな死んだら復活不可能ということもなく、地震や無敵系のアイテムを取得できればパワーアップを重ねられる。
かといって簡単にはクリアできない難しさで自分にとってはちょうどよかった。


氷河のステージでは高火力で氷を割るとスパパパパッと氷が砕けるのが気持ちいい。
こういうすっきり感もよかった。

最終ステージボスだけはとにかく厳しい。
ある程度スピードがないとよけきれないが、直前のトラップが細心の注意が必要なため、スピードが速すぎるだけで自滅してしまう。

クリア後のデモもよく、ハッピーエンドだなぁ。

ちなみにPC-Engine版はアーケード版のAREA7/8の深海/暗黒ステージがカットされていたのが、当時批判もあったが、このステージ構成はちょうどいい長さだったと思う。

2017年3月20日月曜日

第10回 ジャンプバグ~ワーゲンの不思議な旅~ 世界観があるアクション

ワーゲンの不思議な旅をずっと「フォルクスワーゲンの旅」とか勝手に思っていたゲーム。


ワーゲンが空を飛び、お金を集めながら進んでいくほぼ強制横スクロールアクション。



ステージ構成は上記のように次々と変わるタイプのゲーム。だが、ステージの切れ目というのはなく、進んでいくうちにステージの構成が変わっていく仕組み。


基本は強制横スクロールで、ジャンプボタン等はないが上レバーでジャンプしながらミサイル撃ちつつ進んでいく。


ただ、ジャンプはかなり独特の慣性が働くので、大きくジャンプできるはずが思ったより飛べなかったり、ぎゃくに大きく飛んでしまったりしてもどかしい。
でも、最近のゲームにはないかもな。自分の思い通りに動かない操作感。それがちょうどいい難易度となってる。


ピラミッドのステージだけは強制横スクロールではなく、自分で進路を決めていく。ピラミッドの真ん中では水が噴き出るのでそれに乗れば一気に外に出られる。
楽するならそれが一番。ピラミッド内は妙に引っかかるし、とっとと出るのが吉。
ただ、強制スクロールではなく、金貨も少し経つと復活するのでピラミッドから出ないという方法で点を稼ぎやすかった。

当時は海のステージまでいくとかなり進んだ気になっていたけど、結構簡単に行けるなぁ。

2017年3月19日日曜日

第9回 ちゃっくんぽっぷ 仕掛が楽しい傑作アクション

ちゃっくんぽっぷを何故持っていたのかは良く覚えていない。


もともとタイトーのアーケードゲームを、PC8801に移植されたものを持っていた。
当時はテープ版でどのゲームもたいてい10分ぐらいロードにかかっていたが、これもそんなゲームのひとつ。


ゲームはもんすたに奪われたハートをちゃっくんが取り返しに行くというストーリーのゲーム。


当時は他のゲームでは見たことなかったチュートリアル1ステージがあり、そのあと本編13ステージの構成。操作は移動と左右へ投げられる爆弾のみ。


爆弾は投げてしばらくすると爆発して煙が広がるが、その煙にもんすたや卵を巻き込むと倒せる。
また、もんすた複数をまとめて倒すとボーナスのフルーツが獲得できる。
檻にとらわれたハートも煙で逃がすことができる。


もんすたも卵も壊さなければ20000点+ちゃっくん1人追加、卵を壊さずもんすたを全滅させた場合は5000点、それ以外はノーボーナスなので基本はもんすた全滅を狙ってステージクリアしていく。
ちなみにステージ1/2/8は上記のようにハートを逃がした後、自滅することで20000点ボーナスを獲得できる。ステージ2は誘導次第で自滅しなくても20000点ボーナスも狙える。

で、操作はシンプルながら、2つ投げられる爆弾を組み合わせると煙の広がる範囲や速度が変わったり、もんすたもいくつかのアルゴリズムがあり、うまく誘導して倒す方法考えたりとなかなか楽しい。


みていてキャラがかわいくて、コーヒーブレークもかわいいけど難易度はそこそこ高い。
煙に巻かれて死ぬ。毒りんご食べて動きが遅くなった結果もんすたに追い詰められ死ぬ。動くブロックに挟まれて死ぬ。
もんすたのぎりぎり横を通り過ぎようとして急に進路を変えられ死ぬ。
卵のうちから倒してしまえば簡単だが、それじゃあね・・・。


特殊な操作で大きくボーナスを得る方法もある。ステージ3でやりやすいのだが、もんすたを2匹、3匹、4匹と同時に煙に巻いて3種類のフルーツを獲得する。


すると次のステージで最初に倒したもんすたが紫リンゴになる。この紫リンゴをとると・・・。


全てのもんすたがフルーツに変わるフルーツスペシャルというギミックが発動する。
ちゃっくんが無敵になるスーパーちゃっくんよりもさらに強烈なボーナスとなる。


また、まいた(一番上のお化けみたいなキャラ)が右まで来て時間切れになりそうな時に2匹以上のもんすたを倒せば緑のリンゴが出現する。
これをとれば、隠れキャラのゼンちゃんが出現してまいたを押し返し、制限時間が延長される。
こういったテクニックを使いながらステージをクリアしていく。


ちなみに難関ステージが上記のステージ10。もんすたが挟まれているが、ここを右に進むのがとても難しい。
足場が動いていて、壁が高いのでタイミングが合わずに壁を越えられず、時間切れになることが多いステージ。


またステージ11は氷のブロックが多いが、消してはいけない氷を消したり消す順番を間違えるとハマる。
たとえば、上記の位置で爆発させれば問題ないが、もう一段下に爆弾を置いてしまうと、どうにもすすめなくなってしまう。

こういったある意味覚えゲー的な部分はあるがとても良質なアクションゲームだ。
13ステージ目をクリアするとハッピーエンドのコーヒーブレイクとなり、2周目が始まる。
ちなみに2周目はかなり難しくなっています。自分の動くスピードが速くなって、操作ミスしやすくなり、もんすたはバクダンから逃げて逃げてなかなか煙にまかれてくれないの。
ステージによっては卵が増えて=もんすたも増える。フルーツスペシャルとりやすくなるはずなのに、もんすたが逃げるようになるのでそもそもフルーツ取りにくいし。

なおタイトーは当時かわいいのでちゃっくんをマスコットキャラクターとして扱っており、バブルボブルなどではまいたやもんすたも引き続き敵として登場している。

このゲームはうちの母が唯一遊んでいたゲームで、これをやるためだけに母は夜な夜なパソコンを使ってました。

2017年3月18日土曜日

第8回 HARAKIRI 外国人の間違った世界観の戦国シミュレーション


信長の野望・戦国群雄伝や武将風雲録といった光栄の戦国シミュレーションが台頭していた時期、PC8801系のゲームがだんだん衰退し始めていっているころ。
ゲームアーツから発売されたのがこのHARAKIRIという戦国シミュレーションゲームだった。


まずオープニングが気合は入りまくっている。当時ADPCMを使った音楽がたまにあったり、台詞として使われることはまれにあったが、それでもかなり少ないほうだった。
そんな中、このHARAKIRIではFM音源と同期してオープニングの中で「セヤッ」とリズムをとったり、最後タイトルのとおりハラキリのシーンでは「介錯つかまつる」と武士がしゃべったり。
といった音声面での気合と、512色中8色しか使えないという88SR系のグラフィック性能をフルに活かした雅な日本の風景をアニメーションで描いている。

原案はオープニングにもネームクレジットされているJ.S.スタインバーグという外国人がデザインしたとされている。
実際はそんな人物はおらず、外国人が考えた風の戦国シミュレーションとしてバカさを売りとして発売された。ま、ある意味有名なゲームだから遊んだことがある人は多いでしょう。


そして気合の入ったオープニングから、始まったゲームは当時普通の一枚絵の日本地図を制圧していくだけの戦国シミュレーション。
信長の野望シリーズにあるように内政、外交といったよくあるコマンドで国を潤し、守り、攻めて行くという流れ。

決定的に違うのは歴史的背景だ。
ミカドから預かっていたチャノユの道具をショーグン方の忍者の妨害により壊されてしまったアソノはショーグンから「このチャノユの道具一つ預かることのできない田舎ダイミョーめ!」とののしられハラキリをする。
オーイシ以下、四十七人の家来はショーグン・ヨシムネを襲ってアルジの仇をうつ。ショーグンがいなくなり、その座をめぐりダイミョーが争い始めた。
というストーリー。
登場人物も時代に関係なく、普通に織田信長や武田信玄などに混じって源頼朝や足利尊氏といった戦国時代前の人物や大老井伊、ショー・コスギまでダイミョーに入っている。
そしてイベントしだいではペリーも来航するし、フビライハンも襲ってくる。めちゃくちゃ。
でもシヴィライゼーションだってそんなもんじゃないか。


それ以外にもパラメーターである「恥」。これが高くなると、各武将はハラを切りたがる。BANZAIといって自刃してしまう。ハラキリはそれ以外にもいらない武将に命じることも出来る。


このゲームでは配下の武将は20人までしかもてないので、使えない武将はハラキリさせないとならないのだ。
う~ん、シュール。そんなわけで千利休にハラキリを命じてみたり。


あとは普通の戦国ゲームでいう一揆とか豊作とかのイベントに混じって、ミカドへの献上やら花見やらが発生。貢物に関してはもっとも貢物が大きい大名にはカミカゼやら地震やらが授けられる。


さすが神様ミカド。


戦闘では最初に一騎打ちの選択がある。一騎打ちを始める場合はお互い礼儀正しく礼をしてから・・・。


相撲で決着する。一騎打ちで負けたほうは戦力の3割を失ってHEX戦闘にうつる。HEX戦は普通のシミュレーショと同じだけど、部隊の相性差がとても大きい。
例えば鉄砲部隊は忍者部隊には攻撃してもほとんどダメージは与えられないが、侍や騎馬隊が忍者と戦うと忍者部隊はあっという間に撃滅する。相撲部隊は大抵の部隊に圧倒的に強いが、鉄砲部隊にはこれまたあっという間に殲滅されるなど。
どの部隊がどの部隊に強いか弱いかを把握しておくことが大事(マニュアルにちゃんと書いてある。)


そしてハラキリの中ではなんだかんだ言って金の力は偉大。
調略で1回あたり金15で忠義が1ずつ下げられるが、忠義が高くても運が良ければ引き抜き可能。
単純な寝返りなら戦力ごと獲得できるし、内応工作すれば、籠城時に内応により城攻めよりも圧倒的に城レベルを下げることができる。内応は重要で、城レベル30ぐらい簡単に落とせてしまう。(裏切ってくれないこともあるが)


そして、忍者コマンドでは相手国に忍者を送り込むことで恥を上げることができたり。
つまり、相手国の武将がどんどん勝手にハラキリしてくれれば攻め込むのが楽になる。



まあ、それでも何だかんだいって運以外のたいして難しい要素はないので、戦国シミュレーション初心者には優しい作りのゲームだったのでした。

そして、このゲームを最後にゲームアーツはPC8801SR市場から消えたのです。

2017年3月17日金曜日

第7回 フラッシュポイント 逆転発想のテトリス

世の中にテトリスが発表されSEGAのアーケード版が大ヒットしてしばらくたったころ、テトリスと同じ操作で遊ぶパズルゲームをSEGAは発表した。


フラッシュポイント。このゲームテトリスであってテトリスではない。
テトリスはとにかくきちんとラインを積み上げて消していくゲームだったのに対し、フラッシュポイントはむちゃくちゃな積みをしても大丈夫。



テトリスは普通ステージなどないが、フラッシュポイントはステージ制だ。
ルールは簡単。★のあるラインをとにかく消せばステージクリアだ。


そう、そしてこのゲームで重要なのがテトリスでは邪魔で邪魔で仕方のないS字Z字のブロックだ。


↑こんなふうに緑のブロックを右に押し付けてボタンを押すと・・・。


星の右の穴がぴたっと埋まる。
このテクニックが重要なステージが多い。


そしてあとは必要なライン以外は適当に積んで構わないので、★のラインだけが消えるように積みさえすればいい。


これでクリアとなる。
しかし頭ではわかっていても、ちょっとした操作ミスで一気にクリア不可になるゲーム性。
全ステージブロックの落ちる順番は同じなので、1ステージ目でどんなブロックが落ちるか、もっと言えばS字とZ字がどの順でどれぐらいたくさん落ちるかを把握してステージを選んでいくゲーム。

ま、アーケードでこれを遊んでいる人はほとんどいなかった。
にもかかわらずゲーメストなどでは各ステージの攻略法を特集していたなあ。

ちなみに自分はテトリスを8801で自作していて、それと一緒にこのフラッシュポイントも勝手移植して遊んでた。
なので相当やりこんだゲームだ。ま、自分で作ったにもかかわらず、後半のステージほとんどやらなかったけど。

2017年3月16日木曜日

第6回 ジッピーレース 古い古いレースゲーム

ジッピーレースはセガのSG-1000のゲーム。SG-1000はファミコンと同じかそれよりちょっと古いゲーム機だった。
SC-3000というキーボードのついたコンピュータの廉価版で、当然セガがいろいろゲームを作っていた。


ゲームはとっても単純。とにかく車をよけて、ロサンゼルスからニューヨークへ向かう。
でも敵車は必ずこちらの進路を邪魔するようになっているので、道が曲がっているところは難しめ。


最初のステージは公道を走り抜けていく。水たまりがあれば滑るし、途中のガスタンクを拾わないと、燃料切れする。


一台車を抜くと、順位が上がっていく。この順位によってチェックポイントである各都市でボーナス点数がもらえ、そのもらえるボーナス点数と比例して、燃料も補給される。


チェックポイントの直前では、まっすぐの道で前からくる車を左右によけるというステージにかわり、これを乗り越えるとボーナスが入る。


そして次のステージは砂漠。道はまっぐだが走りにくいということで、最高速度も公道よりは遅くなる。
そして途中で河が横切るためにうまく進路をとらないと河に落ちたりしてしまう。
砂漠と公道とを繰り返してニューヨークを目指す。


ちなみにランク1stになると、邪魔をする車は出なくなるのでかなり楽になる。
ニューヨークについたらオートバイの排気量が上がり、最高速度もそれに合わせて上がっていく。
最高速度が上がると、道が曲がり切れなくなったりするので思っているより難しい。

このゲーム、友達の家でよく遊んでいた。
初めて2周目のニューヨークを越えたときには大騒ぎしたなぁ。

2017年3月15日水曜日

第5回 オクトパス 何故タコが宝を守っているのか・・・。

ゲームウォッチはたくさんやったけど、その中でNintendo製で自分で持っていたのはこれだけだったと思う。
あとはほかの人が持っているものを貸してもらったり、Nintendo製以外のものだった。
ちなみにNintendo製以外のほうがいろいろもっていた。


で、オクトパスである。
単純にタコの足をよけつつ、タコが守っている宝を奪い船に持ち帰るゲーム。

あ、それだけか。単純だなぁ。
書くこともあまり無いなあ。テクニックとか、裏技みたいなものもないし。


ゲームウォッチといえば、やはり冬は辛いということぐらいか。
冬の明け方、冷えひえのときにやろうとすると、液晶の表示が追いつかない。
音はすれども、薄く色がついたと思っているうちに薄く消えていく。
残像だらけな感じになる。あ、ボタン電池がなくなってきたときも。

だからストーブの近くであっためながらやると、くっきりはっきり写るのでした。

で、オクトパス。
1000点ぐらいは行ったことあると思う。たしか。
さすがに覚えてないか・・・。

2017年3月14日火曜日

第4回 DEPTH 海の中を泳ぐ。これってゲームなのか?


はじめてパッケージをみたときイルカが爽快に泳いでいる絵だったため、やったことは無いけどうわさに聞いていたエコー・ザ・ドルフィンのようなゲームだと思って購入した。


 実際に始めてみると、3Dの海をイルカが漂っている。ボタン操作するとイルカがどんどん泳ぐ。
海面に出れば海上を飛び跳ね、うまく操作すれば海面でバク中もできる。


爽快といえば爽快・・・。だが・・・。
敵がいるわけでもなくただひたすら泳ぐ光景が続く。
ここで、はて?これ、どんなゲーム?とわからなくなる。何の説明もないのだ。


海の中でオブジェクトを発見する。 それに触れると画面が切り替わって、何らかのステージが始まった。
ところが、これまでの爽快さとは一変、今度はゆっくりイルカが漂う。


映像は綺麗だけど、どうすればいいのかさっぱり分からない。
ボタンを押すといろんな音がするが、それだけ。ステージクリアとかあるの?と、Startボタン押すともとの3Dの海に戻れた。別の場所で音楽設定して、もう一度同じステージに戻ってしばらくすると、別のステージに行けるようになる。
Startボタンをさらに押して新しいステージの音楽設定をして、オブジェクトが増えて・・・。そんなこんなで結局このソフトはゲームではない。漂うステージでBGMに対しボタンを押すことでBGM干渉することができ、自分で演奏を楽しむソフトなのだ。


美しい映像と、落ち着く音楽に自分で音楽干渉することで癒しを求めるソフト。まったく動かさなくても映像は繰り返され、癒し系BGMが流れ続ける。
ゲームと思って買ってしまったが、とくに目的もないただただ漂う環境ソフトだった。

いまでも時々ぼーっとしたいときに映像を流したりする。
まぁ、最近はTVもブラウン管でなくなってしまった所為で、当時は美しかった映像も粗が目立つのだけれど。

2017年3月13日月曜日

第3回 レディバグ てんとう虫のパックマン

正式なゲーム名はLadyBugだったが、てんとう虫のパックマン。そう呼んでいた昔のはなし。


パックマンが流行しており、皆が一生懸命攻略に勤しんでいたころ、それは現れた。
やることはパックマンと同じく餌のようなものを食べてステージ内すべてのドットを食べつくすこと。

敵はパックマンと異なり、ステージごとにさまざまな種類のキャラクターが追いかけてくる。
そしてパックマンと異なりパワー餌がない。ドットの変わりに毒であるドクロを食べさせることで、敵への攻撃手段がないわけではないが、このドクロは自分も食べると死んでしまうので、誘導して食べさせるのはほぼ不可能。
これはキツイかと思いきや、もっとも特徴的である回転壁を使うことで逃げることが出来る。
敵が来たらうまく壁を回転させて敵の前に壁を作ってしまえばいいのだ。
とはいえ、絶対の安全地帯は作れないし、ゲームスピードが結構速いのですぐ操作ミスしてしまうのだが。

あとはドットの変わりに落ちているアルファベット。これは文字が赤の時(一瞬に近い)に拾って「SPECIAL」をそろえると1クレジット追加、文字が黄色の時に拾って「EXTRA」をそろえるとプレイヤートスックが追加される。とはいえ、青以外になっている時間が短くなかなかそろうことはない。

そんなてんとう虫パックマン。やったことのある人自体そんなに多くはないと思うが、かわいい音と壁の回転が意外と病みつきの楽しさだった。

2017年3月12日日曜日

第2回 マリオブラザーススペシャル あまり有名ではないマリオ


マリオブラザーススペシャルはハドソンがライセンスを受けて作ったプラットフォームゲーム。
前年マリオブラザースがアーケードで発表され、そしてファミコンで発売されると爆発的に売れたころ。
ファミコンを持っていなかった自分が唯一プレイできたのがPC8801で遊べるこのマリオブラザーススペシャルだった。


このゲームを遊んだことのある人がどれほどいるかはわからないが、マリオブラザースの名前はあるし、敵としてカメ、カニ、ハエが出てくるものの、マリオブラザースとは全然違うステージ構成だった。
マリオブラザースはずっと同じステージ構成だったが、このマリオブラザーススペシャルはその名を使った全く別物の4ステージ構成のループゲーム。


最初のステージはスライディングマリオ。スライディングといっても別につるつる滑るわけではない。
普通のマリオブラザースっぽい床だが、下から叩いても盛り上がって敵をひっくり返せたりもしない。
床の穴の位置が右に左にと動いていく。その間を縫って一番上にある5つのレバーをたたく。
レバーは1回目は青くなり、2回目は赤くなる。
5つともレバー赤くなるとEXITの壁が開いてそこにたどり着くとステージクリア。
レバーは赤くなると、自動的にレバーが戻り始めてしばらくすると黒くなってしまう。
そうするとまたレバーを2回叩かなければならない。
なのでまず全レバーを青くして、そのあと5つのレバーを赤くするというのが普通のやり方。
敵は倒すことはできない。踏み付けだけ可能。


2ステージ目はトランポリンマリオ。トランポリンの上に飛び乗ることでトランポリンが揺れて敵がひっくり返る。
ひっくり返った敵を蹴飛ばせばやっつけられるのはマリオブラザースと一緒。
下からたたくマリオと上からひっくり返すスペシャルの違い。
このステージは全ての敵を蹴飛ばすと一番上のトランポリンの間に台座が出てきて、その台座の上に乗るとステージクリアとなる。


3ステージ目はベルトコンベアマリオ。ベルトコンベアはトランポリンと同様飛び乗ると揺れて敵をひっくり返せる。
ベルトコンベアなので、コンベアに乗っていると左右に勝手に動いてしまう。
真ん中の鉄骨は上下のベルトコンベアの間を上下する。
このステージは敵を全部倒す必要はなく、$マークをいくつかとっていくと最後に一番上の真ん中に指輪が現れ、それを蹴飛ばせばステージクリアとなる。
ちなみに、上の画像の赤い火の玉はステージ35以降に出現するようになるが、かなり邪魔。
ここまでくると死にやすくなる。


4つ目のステージはボーナスステージ。時間内にすべての$をとると最後に指輪が現れて指輪をとると7200~24000点の大きなボーナスを得られる。

この4つのステージを繰り返していく。徐々に敵の種類が変わっていってまぁ、そこそこ難しくなっていくのはマリオブラザースと一緒か。
スーパーマリオが出たころに遊んでいたんだけど、これ、かなり夢中で遊んだなぁ。